バイオリニスト・高嶋ちさ子氏が東京新聞の子育てコラムに書いた内容が世間を騒がせてますね
衝撃的事件の内容
「ゲーム機バキバキ事件」と題したそのコラムには、宿題もせずにゲームをやっていた長男、更にチェロの練習をさぼった次男に高嶋氏が激怒し、二人のゲーム機を取り上げバキバキに折ったことが書かれてます。
「約束は守らないといけません」とのキャプション付きで、ゲーム機2台が真ん中から折られて破壊された画像も掲載
この高嶋氏の行動に対しネット上ではたちまち猛批判が展開されました。
ライターの赤木智弘氏(@T_akagi)はツイッターで
なにが「ゲーム機バキバキ事件」だボケが。子供に対する暴力、そしてゲームに対する偏見を肯定することをのんきに伝えてんじゃねーよ!
と返信。
他にも「全く逆効果」「自主性が奪われる」「物を大切にしないのは良くない」など批判的な返信で大炎上してしまいました。
ゲームが子供に及ぼす影響
皆さんの家では子どもがゲームする時間って決めてますか?
ファミコン世代のカリスマ・高橋名人は確か「ゲームは1日1時間!」って言ってましたよね
ファミコン世代どまん中の私も小学生の頃は、やり過ぎると『ゲーム禁止令』が発令される、という家庭で育ちましたので、何となく「ゲーム=あまり良くないもの」という認識がありました。
- 暴力的なゲームの影響で実世界でも暴力的になる
- 人間関係がうまく築けなくなる
- 目が悪くなったり身体的に害を及ぼす
など、度を越してゲームをすることによって起きる否定出来ない悪影響は、確かに考えられます。
最近ですと、ロシアや中国などでゲームのやり過ぎで死亡する事例が問題になってるみたいですし(びっくりニュースの2大巨頭は安定のびっくり度合いです笑)
子供はハマるのが得意
子どもは楽しいことにはとことんハマります。ハマってる状態だと、いつまでも何回でも同じことをやり続けられます。
ゲームに限らずDVDとかでも同じやつ何回も見てることってありますよね、子どもって。レンタル店で「またそれ借りるの!?」みたいな
(ちなみに私も子供の頃、アルプスの少女ハイジに何故かハマってしまい、同じビデオを何度も見てましたけどね笑)
ハマる才能においては、子どもは大人よりもはるかに優れてます
ただ、ハマるということは決して悪いことではなく、夢中になって同じことをやり続けることって、生きてく上で何かすごく重要な気がします。
ちなみにホリエモンこと堀江貴文氏も、著書「ゼロー何もない自分に小さななイチを足していく」の中で、この「ハマる」ことの大切さを語ってます。
https://otonmedia.jp/post-1008/
「ゲームなんて子どもがやるもの、とっくに卒業しました」っていうそこのあなた、今ハマっているもの何かありますか?
時間を忘れてただひたすら夢中になってやり続けられること
大人になると何で子供の頃みたくハマれなくなるんですかねー?
大人になると何故ハマれない?
うちの次男(小学1年生)は、今日が何日で何曜日なのか?ということを未だによく理解していない様子があります(小1ってこんなもん?たまにちょっと心配になります。。。)
特に気にしてないというか、そんな事は別にどーでもいいっす、俺今絵書いてるんすっ、邪魔しないでくださいっす、みたいな感じ
ここに理由があるのかな、と。
大人になるにつれハマりづらくなる理由。
未来のことを考えちゃうからじゃないでしょうか?今、目の前のことではなく。
過去の経験からある程度未来のパターンって予測はつきますものね
「このゲーム今止めないと明日100%遅刻するな、止めとこ」
ハマれること、何かに夢中になってやり続けられること、が子どもならではの才能であるならば、子どもに対して大人がすべきことは、ハマれる対象をたくさん経験させてあげることではないでしょうか。
子どもは面白ければすぐにハマります。逆に面白く無いと感じたらすぐに飽きるのもまた子どもならではです。
子どもの特性にあったハマる対象を経験させてあげて、子どもがイキイキとハマりまくってる、これが理想なのでは。
約束を守らないのはよくないですが、子どもがハマってるものを取り上げて真っ二つに折ってバキバキに破壊する、なんてことは間違ってもしちゃダメだと思いますけどねぇ