普段、職場や友人関係の中でなかなか本音を言えずに他人に合わせてしまっている人に対し、これまでとことん本音を言って生きてきた著者が、本音で生きていくことの大切さを教えてくれる本書。
著者は本音を言うことで例のライブドア事件で逮捕までされちゃった訳ですが、逮捕を免れるすべはあったにも関わらず結局それをせずに自分の本音を貫きました。
本音を言わずに生きていくこと、言い訳しながら他人に合わせた人生を生きていくこと、が著者にとっては刑務所に入れられるよりも辛いことなんですね
ちなみに著者の服役期間は1年9ヶ月。本音を曲げれば回避できたかもしれないのに
うーん、すごいメンタルの持ち主だ。。。
とことん本音で生きてます
多くの人は、本音で生きることで生じるであろうデメリット、例えば人間関係が悪くなったり、安定した生活を手放すことになったり、自分のプライドが傷つけられたり、することを恐れて、本音を言わずに我慢して生きている訳ですが、著者はそれらは全て意味のないことだと言います。
他人のことはほうっておけば良いし、安定なんてこの世には存在しないし、プライドなんて捨ててバカになったほうが良い、と。
この辺りは完全同意な私にしたら「ほんとそう、でも多くの人はそれができないから苦労するんだよなー」って思っちゃいます。
ただ、それについても著者はバンジージャンプを例に「何も難しいことはない、ロープ付けてただ飛ぶだけじゃん」と。
うーん、とことんバッサリいきますね笑
本音で生きてるな-
方法論は期待しないように
本音で生きないことこそが人生最大のデメリットであること、そして本音で生きていくためにはどうしたらよいか、を著者なりの言葉で分かりやすく説明してくれてます。
ただ、
職場で陰口を言われる⇒陰口を言わないでと直接言おう
太っているけどモテたい⇒さっさと痩せよう
会社辞めたいけど…⇒辞めよう
など、随所に「バンジージャンプできない?ただ飛ぶだけじゃん」的な言い方がでてきます。この本に、バンジージャンプを躊躇なしにぴょんと飛べるようになる方法論、を期待するのはちょっと難しいですね
ただ、著者が普段実践している、最適化する為の仕事術が書かれた後半部分は、全てのビジネスマンにとって価値のある内容です。私も早速いくつか真似してみます。
終始、本音で生きてます
本の冒頭で
「いくら言ってもやらない奴は何かしら言い訳してやらないし、本当にやりたいことがあってやってる奴はそもそもこんな本読んでない、読んでるとしたらパッと読んで捨ててね」
と著者の本音が語られています。
いきなりこんな本音をぶっちゃけちゃう本はなかなかないですね笑
本音で生きてるなー