小学4年生になる長男、ちょっと前から左耳の前、もみあげと耳の間くらいのところに腫れ物ができていた
触ると中に芯みたいなものがある。ちょうど大きめのニキビのような感じ。特に痛がることもないのでしばらくほっとけば治るのかな、と安易に考え放置していた
ところが一昨日の夜、自分の部屋で遊んでいた長男が私のところに駆け寄ってきて
「パパ~、ここ痛ーーい!!」
腫れ物が急に大きくなった!?
腫れ物ができた部分を手で抑えながら痛い痛いと言って泣いている。びっくりした私は取り敢えず痛がっている部分を確認するべく、恐る恐る長男の手をどけてみた
すると、これまでできていた腫れ物が赤みをまして2倍くらいの大きさになっているではないか!!
うわっ!! どーしたのこれ!?いつからこんなになったの??
さっき…潰そうと思っておもいっきりぎゅーってやったらこんな風になった…
いやいや、それはダメでしょ…
ニキビを潰したい欲、確かにその気持ち分からないでもない、と言うかすごくよく分かる。私も昔からダメと分かっていてもよくやってしまっていた方だ
中から芯が出てくるあの感じが何と言うか「キモ気持ちいい」。何も親子でそんな嗜好まで似なくても…
ただ、その日はもう遅かったし痛がってはいるもののそこまで緊急性は感じなかったので、冷して一晩様子を見ることにした
翌朝、問題の腫れ物を見てみると、多少腫れと赤みはひいているもののまだ結構な大きさだ。これは一度病院に行って見てもらったほうがよさそうだ
腫れ物の正体とは?
「ほー、大きいねー。押すと痛い? はいはい」
長男が通う小学校のすぐ隣に最近できた新しい皮膚科の病院。そこの若い先生が慣れた様子で診察している
皮下腫瘍ですね
しゅ、しゅ、腫瘍!?
皮下腫瘍とは
皮膚のすぐ下に生じる腫瘍。脂肪腫などの、いわゆる瘤(こぶ)を指すことが多い。
出典:http://www.weblio.jp/content/皮下腫瘍
初め腫瘍と聞いてかなりびっくりしましたが、聞くと皮下腫瘍には大きくわけると「良性のもの」と「悪性のもの」に分類されるそう。そのうち「良性のもの」はもとになる細胞によりいくつかに分類されるらしい
以下はその代表的な良性の皮下腫瘍
良性の皮下腫瘍
ほくろ
褐色から黒褐色をしていて、形は平らなものから、膨隆したものまでさまざま。治療は切り取ってしまう方法、あるいはレーザー治療が一般的で、切り取る方法には切って縫う方法と電気メスという機械で焼き切ってしまう方法がある
イボ
ウイルスが小さな傷から皮膚に入って増えたもので、一種の感染症。手や足の裏などによくできるが、タコとは原因が異なり別のもの。治療は液体窒素で焼く方法が一般的だが、なかなか治らない場合は切除することもある
脂肪腫
皮下腫瘍の中で最も多くみられる良性の腫瘍。通常は症状がなく、皮膚がドーム状に盛り上って柔らかいしこりとなる。多くは局所麻酔で手術が可能だが、大きいものや周りに血管や神経などの大事なものがある場合は全身麻酔で手術を行なうこともある
粉瘤(ふんりゅう)
皮膚の一部が陥凹して袋状になりそこに皮膚の垢が溜まってできる。中身を押し出して治療する方法が行なわれてきたが袋が残っている限りまた大きくなります。このため、治療はなるべく小さいうちに付着している皮膚を含めて袋ごと切除する
血管腫
いわゆる赤あざ。血管の細胞や形の異常によって生じる。レーザー照射、硬化療法(接着剤のような薬をつかって血管をつぶしてしまう治療)、手術による切除などで治療する
ちなみに今回の長男の皮下腫瘍は良性で、おそらく毛の塊が元になってできたものだそう。なにはともあれ良性のもので良かった
いきなり手術!?
手術して取っちゃいましょうか?
えっ!? しゅ、手術ですか??
手術と聞いてまたしてもびっくりしてしまったが、ちょっとだけ切開して中に溜まったものを取り出すだけの簡単なものらしい。もちろん局所麻酔をしてから
ただ、小学4年生の子供がましてや顔に麻酔を打つというのはかなり抵抗を覚えたが、それも聞くと特に心配するようなことはないとのこと
いくら良性の腫瘍といえど、ずっと放おっておくと良いことはひとつも無いようなので、先生の言葉を信じて手術してもらうことにした
不安そうな長男だったが、最初の注射がちょっとチクっとするだけであとは全然痛くないということを説明しなんとか同意を得た
いざ手術!!
まずは腫瘍がある部分を拭いて消毒した後、先生がマジックで印をつけていく
あ、そこは油性のマジック使うんだ…、そんなどうでもいいことを気にしながら私は行方を見守る
ちょっとだけチクってするからねー。(ぷすっ)
いーっ、痛ーーーーーい!!!!
うん、そりゃ痛いよね。見てるこっちまで顔が引きつってくる。結局3箇所に麻酔の注射を打った
それから5分も経たないうちに切開にうつる。あ、麻酔ってそんな早くに効いちゃうんだ、そんなことを思いながら私は長男の手を握り見守り続けた
これが書きたくて
ここから先の内容を文字にするとかなりグロい描写になる。恐らく需要は無いと思われるので差し控えさせていただく
ただ、最後に腫瘍を見事取り出す際の様子だけは書かせてもらう
「ブリブリブリブリュリュリュリュ!!!ブッチチブブブチチチブリュゥゥゥゥッッッ!!!」
はい。今回は最後のこれを書きたくて記事にしました笑
診断結果を聞いたときや、いきなり手術すると言われた時は正直びっくりしましたが、貴重な様子を目の当たりにできて良かったです。手術後、長男も腫れ物が無くなってスッキリした様子でした
2週間後に抜糸して終わりです
ちなみに、YouTubeで「粉瘤(ふんりゅう)」と検索すると今回の手術で見たような動画がたくさん出てきます。しかもどの動画も再生回数がハンパない!
みんな「ブリブリブリブリュリュリュリュ!!!ブッチチブブブチチチブリュゥゥゥゥッッッ!!!」が好きなんですねw
ただし、中にはかなりグロ注意な動画もあるので、ご覧になる際は覚悟して見てくださいね
この記事を読んだ方はこちらもチェック!
・こくみん共済「キッズワイドタイプ・キッズタイプ」共済金の請求方法/電話なら契約証書が手元に無くても大丈夫!
・骨折・捻挫・打撲の応急処置/家にあるものでとえりあえず代用する方法
・将来の夢がYouTuber?!小学生の息子に何がそんなに面白いのか聞いてみた